VSIウォッチ

1957年製のタカノ プレシジョン スーペリアルとなります。
ヴィンテージウオッチコレクターなら誰しもが知っているメーカーだと思いますが、一般の方は全く知らない時計メーカーだと思いますので、多少タカノに触れておきます。
1954年に高野精密工業がスイスのラコー社の時計を基に腕時計の製造を開始し、その後ハミルトンとの業務提携や、世界一薄い時計「シャトー」の販売など相当精力的に活動するも、1959年9月の伊勢湾台風により、生産工場が壊滅的被害に遭い、その後立て直しを図るも頓挫し、現リコーが吸収することなる「悲運の時計メーカー」です。
たった4年10ヶ月の生産期間において、相当数の多種多様な時計を輩出しております。
その中でも「プレシジョン」はタカノの主力機種であったようです。
今回の時計は、プレシジョンの中で最も人気の高いブラックミラー三針モデル　14Kケースとなり、タカノの中では高級機に位置づけられたモノと思います。
ただしこのケースのエイジング状況から言って14Kではないと思いますが、それが反って素晴らしい風合いを醸し出しております。
現存する機種としてはほぼないと思いますので、是非この機会にどうぞ！
＊オーバーホール渡しとなります。（保証1年付）
＊オーバーホール不要は受付ておりません。